DIY Material

建築の専門家がDIY材料の正しい知識と使い方をご紹介します


硬材

硬材は落葉樹から取れ、様々な形とサイズがあります。建材や造作用材のほか、表面仕上げ材、家具、ボウル・キッチン用品・照明器具などのクラフト品などに使われます。木の種類が極めて豊富な上に木目にバリエーションも多いため、数え切れない程の色や模様が生まれます。硬材が持つ豊かな色合いと自然な美しさからは贅沢感が醸し出されます。

特徴

硬材は針葉樹よりも育つのが遅いため、より強くて密度の高い、均質な木材になります。種によって強度は大きく異なり、販売されている内で一番硬い木材であるヒッコリーは、「柔らかい」硬材であるポプラの5倍の硬さがあります。欧米で生産されるオーク・トネリコ(アッシュ)・カエデ・ブナ・サクラ・クルミなどは北米と北ヨーロッパに分布しています。南米やアフリカ、アジアの熱帯林から輸入される硬材では、イロコ、マホカニ、シタン、チークがよく知られています。この種の木材で自然に生育したものは特に硬いものが多く、ほとんど水を浸透させない木材もあります。硬材は手作業でも機械でも加工できます。やはり膨張・収縮し、年月の経過につれて変色します。軟材より耐火性に優れますが、炭化すれば強度が落ちますので、構造材に使う際はこの点を計算に入れておく必要かあります。

用途とメンテナンス

耐候性ニスでシールして、屋外用の家具や構造材に用います。屋内では美しさゆえに見せる素材として扱い、露出した構造材や床材、階段段板・ドア・家具などの造作用材として使います。積層材としては化粧板(カバー用)と平板(棚用)かあります。材木は使用に先立って現場で2~3週間慣らしておき、ニスかオイルでシールします。処理済みの木材はシーラントの条件に合わせてクリーニングする必要があります。サンディンクして再仕上げをすれば補修できます。

安全性と環境性

北半球の硬材は持続可能な森林で育てられるのが普通です。熱帯の硬材には育成林から得られるものもありますが、輸送経路が複雑な上、確実に正規の生産者から購入するのは難しいのが現状です。認定木材には証印があります。

入手先

材木店やホームセンタ-から直接購入できます。再生品の床材やドアは建築資材リサイクルセンターや古材取扱店で見つけられます。

仕様

様々なサイズ・長さの規格品や特殊形状品があり、挽き材またはカンナ仕上げ材、節材または無節材などの等級に分けられます。