DIY Material

建築の専門家がDIY材料の正しい知識と使い方をご紹介します


化粧床材

最上層のみが硬材で作られている複合床材です。積層材はムクの硬材製床材よりも安価で安定性に優れます。また積層にすることで、実用には向かない、または高価すぎて手が届かない輸入材も利用できます。均質で施工が簡単な製品で、硬材の床材と変わらないぬくもりとナチュラルな表情を持っています。

特徴

化粧床材は木目方向を直交させて重ね、耐水性の樹脂製接着剤で貼り合わせてから教をかけて圧着した薄板か材料です。層の厚さや木の種類は様々ですが、上層に硬材、下層にマツ、この2層の間にトウヒかモミの板(上層と木目を直交させます)を挟む構造が一般的です。上質の硬材としては身近な木ならブナ・カバ・オーク・カエデ、輸入材ならゼプラウッド・タイへイヨウテッポク・竹があります。板の形としては「単板タイプ(1枚の単板でおおって厚板らしく見せるもの)」と「マルチタイプ(それぞれ何枚かの小幅板が千鳥状に貼られている)」があり、丈夫なニス仕上けが施されています。通常は四方がさねはぎ継ぎ(参照→p17)になっています。接着する際に木目を交差させてあること、感湿性を低くしてあることから、化粧床材はムクの硬材よりも形質の安定性に優れています。

用途とメンテナンス

硬材を使った化粧床材は、外観・寿命ともに安心して使えるナチュラルで丈夫な床材です。水がかかる場所に適した特別なタイプもあります。工場でプレ処理された床材は仕上げ加工が長持ちしますし、クリーニンクしやすく、硬材の寿命も伸びます。さらに仕上げを重ねる必要もないのでそのまま敷くことができ、費用効率に優れます。直接根太に固定せず、下張り床にクリップか釘で留め付けるようにします。床板が傷ついたり、長年使ってさすがに仕上げ加工が取れてしまったら、表面をサンデインクして再仕上げをします。

安全性と環境性

化粧床材は持続可能な育成林から得た、認証済みの木材を使って大 手メーカーが製造しています。メ-カー製の床材は安全で衛生的です。

入手先

ホームセンター・材木店・床材店・カーベット店で手に入ります。床材とコーティネ-トできるパーツ(敷居など)もあります。

仕様

厚さは約12~22mmと様々です。 板のサイズは上層が単板タイプかマルチタイプかで異なります。