DIY Material

建築の専門家がDIY材料の正しい知識と使い方をご紹介します


ヤナギ

ヤナギは米国南部(特にミシシッピ河沿い)と北ヨーロッパ南部の湿地帯で商業的に栽培されています。硬材の中でも極めて柔らかく、材木はノコ引きしたり角材や板などに製材することが可能で、保存加工もできます。その他、剪枝することでしなやかな枝材がたくさん収穫できます。これはウイスと呼ばれ、編み細工に用いられます。

特徴

ヤナギは形が不ぞろいで加圧すると裂けるため、構造材としてはあまり用途がありません。ただ手を加えやすいのでハンドメイドの家具や玩具、キッチン用品の素材に向いています。湿気には弱いのですが、いったん乾燥すれば安定します。テクスチャーは細かく均質で、直線的な木目が入っています。色は辺材がクリーム色っぽく、心材は赤褐色または灰褐色です。加工や接合(釘やネジ、接着剤などを使います)が容易で、サンティンクすれば滑らかな仕上がりになりますが、曲げ・圧縮・衝撃には耐性がありませんし、硬いものが当たると傷が付きます。すべての木材に共通することですが、ヤナギは可燃性です。耐火性等級は使用したシ-ラントによって変わります。

用途とメンテナンス

ヤナギ材は家具・ドア・パネル板・スポーツ用品に利用されます。ナイフで削ったり彫刻をすることが可能ですが、ニスかオイルでシールする必要があります。単板はスクリーンや壁のカバーにしてもよいですし、棚板に敷くこともできます。クリーニングはシーラントの条件に合わせます。編んで屋内用の家具やバスケット、照明器具、またはシンプルな装飾やティスプレイ品に。枝を切らずにそのまま編んで、テイピーやフェンスなど庭や遊び場の施設にしてもよいでしよう。そのまま成長し続けるので、一年を通して素敵な造作になります(ただし毎年剪定と整検の必要があります)。

安全性と環境性

ヤナギの木は成長が早く、完全に再生可能な資源です。

入手先

ヤナギの木材は豊富に生産されていますが、あまり一般的ではありません。したがって在庫は多くないのですが、専門の材木取扱店にオーダーして取り寄せることができます。ヤナギの枝は園芸用品店やクラフト用品専門店で手に入ります。