DIY Material

建築の専門家がDIY材料の正しい知識と使い方をご紹介します


化粧板

化粧板は木の薄い板で(よく輸入材や高価な木種から取られます)、高級な木工品に装飾用として利用されるほか、下地板に接着剤で貼って大きな板を作るのに用いられます。加工法としての「化粧張り」は3,000年以上前から各国で実施され、たとえば古代エジプトでは家具の製作や、寄せ木細工の形で絵や模様を作るのに使っていました。粧板は「ウッド・オン・ウッド」ともいわれます。

特徴

化粧板に使う単板は丸太を回転機に固定し、木を回しながらかつらむきのように続けて薄くむいて作ります。これを並べ、重ね継ぎで接着して均一な板材にします。種類は約170と数多くあり、模様も様々です。模様にはヘリンポーン・ブックマッチ(左右対称のペアを繰り返す)・センターマッチ(中央線に合わせて配置する)・ランダム(ミス)マッチ(模様の異なる板を張る)のほか、プレーン(フラット)カットによるもの(V字型が繰り返す木目が均一に出る)などがあります。下地板に貼る前の化粧板は極めてもろくすぐ壊れます。

用途とメンテナンス

化粧板を使うと費用その他の制約を受けずに高価な木材の外観を得ることができます。高級な家具・ドア・クローゼット・棚に向きます。紙製裏打ち材に貼ったもの(米国などでは厚さから「10milといわれます)や、フェノール樹脂を含ませた弾力性のある紙に貼った化粧板もあり、これは積層合板とよばれます。パ-ティクルポードやMDFなど実用的な木製の基材に貼られた化粧板は「ウンド・オン・ウッド」ともいわれます。露出した縁をカバーする、コーティネートした突板シート(テープ状の木材)も販売されています。そのまま、または紙で裏打ちされた化粧板は寄せ木細工や細かい加工品に向いています。化粧板はもろいので、ノコ引きする前にナイフで溝を刻んでおきます。導管孔が大きい化粧板は柔らかくダメージを受けやすいので、硬化ニスで保護します。化粧板が傷ついたらサンディングしてシールし直し、シーラントに合わせてクリーニングします。

安全性と環境性

化粧板は育成林から得られた木材を無駄なく利用して作られます。認証機関のマークがついています

入手先

材木店・建築資材センター・造作用材専門店で取り扱っています。クラフト用の小さい板は手工芸材取り扱い店でも販売されています。

仕様

標準サイズは1,220X2,440m。下地板の素材にはいくつか種類があります。クラフト用にセットになった小さい板もあります。