DIY Material

建築の専門家がDIY材料の正しい知識と使い方をご紹介します


ビニール

ビニールはポリ塩化ビニール(PVCの名称で知られます)のことで、本来天然ゴムの代替品として用いられていた合成物質です。ポリエチレンに似た石油化学製品ですが、塩素が加えられています。製造されるPVCの50%以上が建材用で、樋・パイプから窓枠・サイディングまで、プレハプ資材として高価な原材料の代わりに使われるようになっています。

特徴

塩素の添加によってPVCにはポリエチレンにないメリットが2つあります。まず塩素は入手が簡単で安価な商品なので、石油市場における価格の変動にあまり影響を受けません。また炎や高温にさらされると優れた難燃剤である塩素ガスを放出します。したがってPVC製品は非常に発火しにくく火が広がりにくい性質があります(電気製品に有用です)。ヒニールは滑らかで硬い熱可塑性プラスチックですが、可塑剤を加えると軟化して柔軟性が増します。ヒニールは酸やアルカリに強く、厚さや硬さを調節でき、デリケートにも強靱にも作れ、透明または半透 明、色付きにするなども自在にできる唯一のプラスチックです。軽量で室温では丈夫な上、滑らかで安定しており、クリーニングか簡単で耐摩耗性があります。ただしひっかき傷やえぐれ傷はつきます。

用途とメンテナンス

ビニールは建築業で多くの日用品の製造に用いられます。モールディンク・幅木・ドアやドア枠・雨戸の隙間風防止用枠に、木の代わりとして利用されています。また銅・鉛・真鍮・アルミの代わりに配管や排水、雨樋用素材として用いられます。この場合、耐食性があり、汚れが付着しにくく、水がかかる厳しい環境にも耐えるというメリットがあります。絶縁性があって長持ちするため、構成部品や配線材の分野でも金属とゴムに代わって採用されるようになりました。またシャワーレールやシャワーカーテン・サイディンク・床材・スイミングプールのライナー(内張り)の製造にも使われています。

安全性と環境性

ビニール製造に関連するとされてきた職業病は、製造過程が改善されて現在はほとんど発生しません。PVCは埋め立て処分されても分解しませんが、リサイクル率やリサイクル品が増えています。

入手先

建築資材取扱店・ホームセンター電気用品取扱店・給排水設備取扱店で様々な部品が入手できます。

仕様

建材や日用品として、様々な完成品があります。